福井でのアンカー引張試験(上向き)

この写真は現場の近くの道の駅、河野で撮りました。良い眺めですね。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。H.Tです。

 

アンカー長さ測定と引張試験を行うため福井にベテランI氏と行ってきました。

引張試験を行うには色々と確認しておく必要があります。

何本引張を行うのか、どの橋脚でするのか、径はなにか、材質は、そもそもジャッキが入るスペースがあるのかなどと様々です。

変位量も測定するのならば、その計算もしておかないといけません。

アンカーの公称断面積、有効断面積、定着長など確認し計算します。

今回福井の現場ではシンプルに試験荷重まで上げるのみでした。

しかし、今回は私が試験を行ったことがない上面からアンカーが突出している引張試験なので心配でした。

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まず、ジャッキを設置するのが大変でひとりがジャッキを持ち上げておき、もうひとりがプレートを入れナットを締めます。

毎回この方法で設置するのは体力を使うので、I氏が用意したジャッキの支え棒のおかげでずいぶんと楽にセットできるようになりました。

現場ではこのようなひと工夫が助かります。ありがとうございます。

試験開始前には引張試験の校正書類などで多少の問題がありましたが、無事引張試験を終えました。

自社事務所にいた方ご迷惑をかけました。

 

今回の反省点は引張試験をする上で、引張道具の校正書類を詳しく把握できていなかったところです。

今後も必ず必要になる書類なので、校正した日付、どこにあるか、どこに保存したかなど分かりやすく整理し、すぐ取り出せるようにして、現場に行けるよう心掛けたいと思います。

また近々同じ現場で今回と同じ上向き方向のアンカー引張試験があるので、次はもっとスムーズに終わらせ、I氏と夕日が見える温泉でも入ってきます。

福井出張の帰りのサービスエリアでおかきを買ってきたので、食べてください。

お疲れさまでした。