
鉄筋探査
非破壊検査とは?
非破壊検査とは、モノを壊すことなく、外観も機能もそのままに、モノの内部を科学的に視る検査の総称です。
さまざまな機材と技術を駆使して、亀裂などの欠陥、腐食など劣化の状態、空洞や異物の存在などを明らかにし、表層についても目視では認知できない微細な傷を検出します。検査結果は、検査方法に応じて数値やX線画像、エコー画像などで確認することができます。
非破壊検査の対象は幅広く、適切な検査方法を選択することによりほぼすべてのモノに適用可能です。
新たに造り出された製品・部品、建造物・構造物の品質検査はもちろん、使用中の製品・稼働中の設備なども非破壊で検査できるため、修繕または取り替えの要否を判断する目的においても高いニーズがあります。また、設計図が現存しない古い建造物・構造物の壁や柱の内部構造を調べるなどさまざまに応用されています。
ストック型社会の推進のためにも、なくてはならない技術です
高品質なモノを造り、古くても価値あるモノの寿命を伸ばし、健全性を維持しながら長く大切に使って未来へ受け継ぐ。そんな「ストック型」の社会への移行が急務となっている中、非破壊検査が果たす役割は今後ますます大きくなっていくと考えています。非破壊検査は「安全・安心」で「持続可能」な社会を創っていく上で不可欠なテクノロジーなのです。
*アセットマネジメントとは
アセットマネジメントとは、資産の管理・運用を代行する業務のことです。従来は個人及び企業が有するリスク資産(金融資産や不動産など)を対象とした管理・運用代行業務を指していましたが、近年では公共資産(道路や橋梁など)の管理・運用業務にも適用されています。
対応可能業務
目視調査/コンクリート厚さ測定/コンクリートひび割れ調査・ひび割れ深さ測定/
鉄筋探査(本数、径、かぶり厚さ)/電縫管調査、シース管調査/空洞、ジャンカ調査/
圧縮強度測定/中性化試験/アルカリ骨材反応試験/塩分含有量測定/ロックボルト長さ測定/
アンカー引張強度試験
▲ 磁気探傷検査
対応可能業務
表層部:目視検査(VT)/浸透探傷検査(PT)/磁気探傷検査(MT)/過流探傷検査(ET)
内部:超音波探傷検査(UT)/放射線透過検査(RT)
対応可能業務
歪み測定/肉厚測定