橋梁用防護柵設置に伴うアンカーボルト引張試験

日付:2024.11.14
場所:滋賀県長浜市西浅井町付近
作業内容:アンカーボルト引張試験

橋梁用防護柵設置に伴うアンカーボルトの引張試験を行いました。
今回の対象は橋梁用防護柵を支えるアンカーボルトの引張試験になります。(テストアンカー)
テストアンカーとは、対象と同材質、同じ環境下で固着された試験専用のアンカーボルトになります。実際の橋梁用防護柵には使用せず防護柵用のアンカー周辺(同じ面)に設置されたものです。
テストアンカーが採用される理由としては、ボルトの降伏点ギリギリまで圧力を上げて引張る際に採用されることが多いです。
降伏点とは材料の塑性が開始する応力のことです。これ以上の応力が発生すると、除荷しても元の形状に戻らず永久ひずみが残ります。
そのため、実際に使用するアンカーボルトでの引張試験ではなくテストアンカーで試験が行われます。

引張試験の設置状況と、試験後のアンカーボルトの状況

▼設置状況

▼アンカーボルトの状況

試験を終えて

防護柵用のアンカーボルトの引張試験は今回が初めてで、道路片側規制中での作業もあり、いつも以上に周りに気をかけ安全に作業を遂行することが出来ました。
技術部 H.T.